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LIFESTYLE

ライフスタイルと食事
健康状態をより良くする日課

アーユルヴェーダにおける毎日の活動計画は、日課として行うプログラム、Dina chariya(ディナ チャリヤ)と呼ばれています。これはすでに何千年も前に確立されており、その日課を実行することにより今の健康状態をより良くすることができるなど、日々の決まった行動の重要性を説いています。日課を果たすことにより体の自然なリズムと調和し身体機能の安定と調和を維持できるのです。

3種類の生命エネルギー

3種類の生命エネルギーはドーシャとよばれ、アーユルヴェーダの哲学の基本の一つと考えられています。私たちはそれぞれ異なる体質を持って生まれてきます。この生命エネルギーが3つのドーシャでそれぞれヴァータ、ピッタ&カパと呼ばれています。また、このドーシャのバランスが壊れたれた場合人は病気になっていくと考えられています。

又、ドーシャは嗜好、性格的な特徴、睡眠のパターンや摂取する食べ物などにも影響してきます。

■ヴァータ

動くためのエネルギーの基礎。バランスを保つためには、暖かくして極端な寒さを避け、決まった日課を作り、休息を十分に取り、毎晩同じ時間に就寝すること。スパイスのきいた温かい物を食べ、冷たい物や凍った物、なまものは避ける事が大切です。

アーユルヴェーダ時間(ヴァータが優勢になる時間):2:00 am-6:00 am  2:00 pm- 6.00 pm

■ピッタ

消化のエネルギーを供給。バランスを保つためには、過剰な熱や蒸気を避け、暑い気候の時は運動を控え、

体を冷やす食べ物を摂って油を取りすぎず、塩分は控えることが大切です。

アーユルヴェーダ時間(ピッタが優勢になる時間):10:00 am- 2:00 pm  10:00 pm- 2:00 am

■カパ

身体を滑らかにするエネルギーの基。常に活動的で運動を沢山すること、昼間は睡眠をとらず日課に変化をもたせ、しつこい物、脂肪の多い物、または油っこい物、そして乳製品を控えましょう。

アーユルヴェーダ時間(カパが優勢になる時間):6:00 am- 10:00 am   6:00 pm- 10:00 pm

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バランスをとる

ライフスタイルを改めるのは難しいことですが、自分のドーシャのバランスが取れるように少しでも変える事で、心身共により健やかになれるのです。

アーユルヴェーダ式ライフスタイルのガイドラインは沢山ありますが、その多くが楽に日常生活に取り入れることができ、健全なバランスを保つ生活様式を自然に選ぶ手助けとなってくれるでしょう。

幸福な生活のために

人類の究極の目標は末永く幸せに生きることです。

アーユルヴェーダは単に寿命を延ばすだけではなく、心と体と精神に働きかけてそれを実現し、あなたの生活に命を吹き込みます。

体、心、そして魂が調和してはじめて完全に健康になることができるのです。

アーユルヴェーダの対象は、体、心、魂の三位一体で、その多岐にわたる緻密な一連の治療は今日だけでなく、将来のライフスタイルをも決めるものなのです。

健康に暮らすためのヒント

アーユルヴェーダの医師は、元気で幸せで前向きであれば人は心身共に健やかになると考えますが、この考え方は楽観主義が免疫機能を高め長寿を促進することを明らかにした西洋の研究とも一致します。

1.落ち着いて食事をする

健康に良い食べものを、ゆっくりよく噛んで食べましょう。食後は休息を取り、散歩することを心がけましょう。

2.精神を鎮める

リラクゼーションや瞑想、友達との良い時間を持つ事が大切です。セルフマッサージやヨガも効果的でしょう。

2.エネルギーを蓄える

コンピュータやスマートフォンなどに費やす時間の制限、バータを増大させる知的活動の制限などが大切です。

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